【一度挫折した僕が教えます!】楽しく弾き語りができるようになる3つの方法!【ギター・ウクレレ】
ギターやウクレレで弾き語りをしてみよう!
と始めたは良いものの、
コードを押さえるのに精いっぱいで歌なんて歌えない!
余裕がないから楽しくもない!
そうなって挫折してしまった方も多いのではないでしょうか?
正直なところ、弾き語りというのは楽しくなるまでが少し大変です。
しかも、大抵の教則本やビデオでは
「できるようになるまで続ける」
というのは大前提です。
これは楽器の練習の基本中の基本です。
それに苦戦した人に向けて良くされるアドバイスとして
「弾き語りは歌の方が大事だから大丈夫です!」
という人もいます。
いやどっちが大事とか関係ないねん!!!
弾けないねん!!!!!
0から1にならないねん!!!!!!!!!!!!
という人が多いと思います。
僕がそうでした。
しかし!!
何も楽しくない練習を繰り返すのはつらい!!
やらなきゃいけないのはわかるけど楽しくない!!
あぁ~~~~~
そうあきらめてしまう方もいるでしょう。
しかししかし!!!
コードが全く押さえられずに挫折した僕は、
その類の根性論はまったく使わずに弾き語りができるようになりました!
今ではほぼ全てのコードが押さえられますし、
コード譜をみればすぐ歌いながら演奏もできます。
今回は、僕が弾き語りをできるようになったその3つの方法をご紹介します!
楽しく練習したい人は是非読み進めてみてください!!
- 弾き語りができるようになる3ステップ
- 1.弦をすべて押さえる必要はない! !
- 押さえられない音は押さえなくても良い!
- 指弾きで気持ち良い音を鳴らそう!
- 2.”楽器とハモること”が楽しさの秘訣!
- 3.歌いやすい&聞きなれている曲を選曲しよう!
- 演奏が楽になる裏技
- まとめ
弾き語りができるようになる3ステップ
まず最初に、弾き語りができるようになる3ステップをお伝えします。
良く紹介される方法とは違い、挫折してしまう人に向けたものです。
1.簡単な曲を、コードを省略しながらでも「弾き語り」を楽しめるようになる。
まずは簡単な曲を省略しながらでも歌えるようになり、弾き語りを楽しみましょう。
この後詳細を紹介しますが、弾き語りを楽しむのに難しい事や長い練習は必要ありません。
初心者が練習する過程でも十分楽しめるのです。
なので、まずは楽しみながら弾き語りという行為に慣れていきましょう。
2.省略していたコードをできそうなものから挑戦してみる。
省略したコードを少しずつでよいので本来の形に直していきましょう。
特にバレエコードは一つできるようになると、使えるコードの幅がぐっと広がります。
必要になった時、その都度覚えていけば、二か月程度で殆どのコードが押さえられるようになっていたりすると思います!
3.色んな曲をやってみて楽器に慣れていく。
ここからは楽器に慣れる段階です。
あとは好きな曲をひたすら弾いて歌ってたのしんで、どんどん慣れていきましょう!
余裕ができたらリズムを変えてみたりピック弾きにしてみたり、ハンマリングをしてみたりといろいろやってみましょう!
それでは本題にはいります。
1.弦をすべて押さえる必要はない! !
鳴らない弦がある!
力が足りなくてすべて押さえていられない!
それで萎えてしまってる人、多いはず。
そんな人に朗報です!!
理論上、歌を楽しむためにギターやウクレレのすべての弦を鳴らす必要はないんです!!!
コードを鳴らすのに必要な音は2つだけ!?
理論の話をすると難しくなるので割愛しますが、理解していただくのに必要な最低限の物だけ解説します。
コードというのは基本的に3つの音で構成されています。
それらの音には主な役割があり、
「基本の音」
「音の雰囲気を作る音」
「基本と音と一番綺麗に響く音」
この三つの音が重なることで一般的なコードはできています。
ここで言う”響く”というのは、ハモっていることを指します。
CやAなどのメジャーコード
DmやGmといったマイナーコード
はコレで作られています。
この基本的なコードにわざとぶつかる音を入れるのが~7や~9という「テンション」というものがつくコードです。
また、それらの基本的なコードをずらして作るのがaugやdim、sus4等のコードです。
という細かい話はどうでもよいのです!!
(良くはない)
なぜ必要な音が2つだけなのか、という話ですね。
その理由は、
先ほど紹介したうちの二つの音さえあれば、歌とハモってくれるからです。
コードというのは必ずお互いに響きあう音同士の塊なので、基本どの音をとっても響きあいます。
そして、歌のメロディというのはほぼ必ずそのコードの中で響く音を多く使っています。
ということは、歌と2つの音さえあれば曲としては綺麗に響いてくれるんですね。
これが歌と一つの音だけになると、上手く響かなかったりあまりよく聞こえなかったりします。なので最低2つの音です。
少し詳しい人なら
「コード進行がダメになる!」
とか
「効果が変わる!」
と言いますが、それはあくまで曲を作ったり完成形を聞くときの話です。
今回紹介するのは、弾き語りを楽しくできるようになるための方法です。
大事なのは、歌が楽しめることです。
押さえられない音は押さえなくても良い!
先ほど書いた理由で、押さえられない音があるなら押さえなくても良いのです。
加えて、ギターやウクレレというのは、ピアノなどと違って多少音がぶつかったりずれていても、楽器の特性上気になりにくいという特徴をもっています。
(もともと音程の正確な楽器ではないのでそういうものなんです。)
なので、
多少音が足りなくても、
間違った音が鳴っていても、
目立たなかったりします。
なので、もしも押さえられない弦があればそれは無視してしまいましょう!
鳴らないなら、まず弾かなければ良いのです!!
指弾きで気持ち良い音を鳴らそう!
弾き語り=ピックでジャカジャカ
そんなイメージありませんか?
僕はこれこそが初心者が弾き語りを楽しめない一つの要因だと思っています。
ピックというのは綺麗な音を出すのにかなり慣れが必要なツールです。
慣れないうちは、上手く当たらずにコツコツとしたピッキング音ばかりが聞こえて、皆さんのイメージする「ジャ~ン」という音はすぐには出ないでしょう。
何より、すべての弦を押さえてないと雑音が入るので萎えてきます。
そこで推薦したいのが
指弾きです!!
指で弾くメリットは
・音が柔らかいので音を取りやすい
→声と綺麗にハモって楽しみやすい
・押さえられない弦を鳴らす必要がない
→使える音だけで歌える
・なんか上手そうに見える
→初心者っぽさがなくてモチベがあがる
などがあります!
もどきと言うように、実際にやるようなアルペジオをやる必要はありません。
人差し指と親指で弾くだけでも良いのです。
試しに指の腹でポンッと鳴らしてみましょう。
きっと丸い音が伸びると思います。
これを2本以上の弦で同時に鳴らしてみましょう。
この時、コードはできるだけ本来の形で押さえておいてください。
ただ、どうしても間に合わないときは省略しても構いません。
特にBmは人差し指無しの押さえ方でも全然使えます。
どうでしょうか?
意外といい感じにハモって聞こえませんか?
「綺麗だなぁ~」となればもうそれで充分です!
それがコードです!
こういう丸い音でエモめな曲を歌うと楽しいですよ~~~!
試しに、そのまま曲のコード進行を鳴らしてみましょう。
ゆっくりで良いので、同時に鳴らす事や丸い音が出ることを重視して。
余裕があれば歌を口ずさんで見ましょう。
すると、不思議と曲の雰囲気が出てきませんか?
いい感じになったらそれで完成です!!
もうそれでよいんです!!!
気持ちい is 正義!!!!!!!!!
2.”楽器とハモること”が楽しさの秘訣!
ここで弾き語りの楽しさについて触れます。
弾き語りをしたい人は
「メインは歌!」
「楽器は伴奏!」
という感覚の人が多いと思います。
ということは、「弾き語りを楽しむ=歌を楽しむ」と言えるでしょう。
では歌の楽しさとはなんなのでしょうか?
それはズバリ、「ハモること」にあります。
人間が聴覚的に手っ取り早く気持ちよくなれるのは、音とハモることです。
ハモりの気持ちよさを体感してみましょう。
体感してもらう方法としては、
なんでも良いので押さえられそうなコードで、上手く音が出る2つの音を出してみて下さい。
できれば弦が隣り合っているものが良いですね。
そして、同時に鳴らして綺麗だなぁとなるものを選んでください。
主観的に選んでいただいて構いません。
では次に、低い方の音に合わせて「マー」だったり「ンー」だったり、ハミングでも歌っても良いので声を出してみましょう。
この時はできるだけ音がぶれないように真っすぐと。
音程が取れましたか?
次に、それを歌いながらもう一つの弦を鳴らしてみましょう。
先ほど弦を2本鳴らしたときと同じように、綺麗にハモると思います。
この気持ちよくぶつかる感じ、これを繰り返せばもう十分気持ちよく歌えるはずです。
先ほどお伝えした通り、歌を楽しむにはこの二つの弦と歌だけで十分ということですね。
ハモることが上達のコツ、その理由は?
ハモるためにはある程度音程が正確である必要があります。
最初にお伝えした通り、弾き語りというのはどうしても歌のクオリティの方が大切です。
しかし、自分で歌っているとその間違いやズレに気づきにくいですし、正しいのが何かわからなくなる人もいるでしょう。
そんな時、コードというのが一つの指標になります。
上手く歌えれば気持ちよくなれますし、ずれていればそれに気づけます。
なので、楽器とハモることは楽しむだけでなく上達のコツでもあるといえるのです。
3.歌いやすい&聞きなれている曲を選曲しよう!
これで最後です!
もう少しなので頑張りましょう!!
歌いやすい曲の方が上手くなりやすい
歌いやすい曲を選ぶ理由はまさにこれです。
自分が聞きなれていたり、
音域が楽だったり、
歌う事のハードルが低いほど余裕ができて、その分ギターの練習に力を分配できます。
最初はどんなに簡単なコードでも歌いながら押さえるということに余裕がなくなるはずです。
そんな中で、メロディのリズムや音程を覚えていない曲をやると、その練習も含まれるので情報量が増えすぎてしまいます。
それでは、ハモって楽しむ余裕なんてないですよね…。
また、コードが間違っているときに「あれ?」と気づきやすかったりするので間違った練習も避けられます。
僕が実際にやっていたことですが、
押さえるのに必死で音があっているかがわからず
「なんか歌いにくいよ~~!」
と全く上達せずに辞めた曲がありました。
これが聞きなれた曲なら、なんか違うなぁと気付けるはずです。
そしてもう一つの良さとして、
「あ!!なんか本家っぽい!」
という感動を味わえることもあげられます。
ただコードを弾いているだけなのに、それっぽいことができるようになるとやっぱり楽しいです!
簡単な曲を選ぶためのポイント
聴きなれた曲とはいっても、結局楽器の難易度が簡単な方が良い…
という人も多いと思います。
そういう人は、以下のポイントを押さえている曲をさがしましょう。
・dim,augと書いている曲は避ける
・♭や#のついたコードがある曲は避ける
・アップテンポでジャカジャカするタイプの曲は避ける
これでかなり難易度が絞れるはずです。
あとは
・CやEmのある曲は楽なことが多い
というのもあります。
ただこれは、偶然そういう場合が多いというだけでそうでない場合もかなりあるので、先に上三つを確認した方が良いですね。
おススメの曲4選
僕が弾き語り初心者におすすめしたい簡単な曲を3つ選びました!!
この三曲が弾ければもう何も怖くありません!!
1.尾崎豊「I LOVE YOU」
昔からの名曲です。
Bm7というバレエコードがでてきますが、これはAmを2フレットずらせばそれっぽくなるので避けることができますし、慣れてきたらバレエコードに挑戦することもできるので入門曲としては最高です!
単純なコードだけではなく、Am7やD7といったおしゃれで押さえやすいコードもあるので単調になりにくいです。
なによりゆったりしっとりとした曲なので、歌ってしまえばめっちゃ気持ちよくなれます。
2.椎名林檎/丸の内サディスティック
おしゃれでかっこいい曲の代表ですね!
これは是非、Uフレットの通常版をやってみましょう。
初心者向けバージョンはFがバレエコードになっていますが、通常版はFmaj7という特殊なコードになっていて、実はこれがFでもFmでも使える便利な代用コードになるんです!!(そこのガチ勢!怒るな!!)
しかもそれ、Cの上2本の指を一つ下に下げるだけで押さえられるんです!
おしゃれで汎用性が高くて押さえやすいとか、初心者スタンディングオベーション物です。
しかも、Fmaj7のような”おしゃれだけど押さえやすいコード”が、E7やAm7、C7など沢山出てくるので、簡単だけどおしゃれな曲に仕上がりやすいです。
コード進行は基本同じ流れの循環なので、最初さえ弾ければあとは歌うだけというのも良い点ですね!
3.あいみょん/マリーゴールド
あいみょんさんの曲は基本弾き語りにやさしいです。
当人もアコギで歌っているからか、基本的にはシンプルなコードばかりですし、流れも均一でメロディもわかりやすく、初心者にはもってこいの曲ですね!
ただ注意点としては、かなり軽快なテンポ感なのでどうしても慣れないうちはわたわたとしてしまいます。
なので、無理して弾きこんで「できねぇ!!!」とならないようにしましょう。
これはある意味脱初心者曲かもしれませんね。
4.スピッツ/チェリー
超基本中の基本、というようなことが詰め込まれています。
コードからリズムから、弾き語りの基礎はここにあります。
これが弾ければ、妥協次第でどんな曲でも歌えると言えます。
そのぐらい通常の曲に出てくる基本的なコードを網羅しています。
”チェリーを難なく弾ける”ということが、弾き語り初心者にとっては一番の目標ですね。
演奏が楽になる裏技
ここからは弾き語りが楽になる裏技を紹介します。
カポタストで押さえやすくしよう
↑これがカポタスト
カポタストを使うことで、全体の音を半音ずつ上げていけるので、カラオケでのキー変更と同じことができます。
コレの活用法は2つあります。
1.簡単なコードの多いキーに調整する。
キーとはなんぞや!という人…ちょっと説明が難しいので今回は割愛させてください。
めちゃくちゃ簡単に言うと、その曲に出てくる音の決まり、です。
ちなみにそのキーの音をダイアトニックと言い、キーの中で出てくるコードをダイアトニックコードと言います。
曲の中で使えるダイアトニックコードというのはキーによって決まりがあって、そのルールを利用することで、
”難しいコードが多いキー”
から
”押さえやすいコードが多いキー”
に調整することができます。
Uフレットという有名なコード譜サイトでは、自動的にやりやすいコードが出てくるようになっています。
それに従ってカポタストをはめることで、原曲と同じキーだけどより弾きやすいコードで演奏することができるというものです。
これを使って、弾きやすいコードにしましょう!ということですね。
2.弦の高さを下げて弾きやすく
ギターやウクレレの難所として、弦を押さえる力が必要なことがあげられます。
カポタストを付けることで全体の弦高を下げることができ、それによって押さえる力も弱くて済みます。
ギターあるあるとして、指先が固くなるまでは音がビビってしまったり押さえるのに力が必要だったりという問題があります。
しかし、カポで弦高を下げることで押さえる力が弱くて済むので演奏に余裕が出ますし、押さえる力が弱くても指先はちゃんと固くなっていくので経験値は積んでいけます。
特にバレエコードの練習をするときは、最初はカポで高さを下げることで難易度をさげて、バレエコード特有の切り替えにくさに慣れていくのがおススメです。
まずはカポで弦楽器に慣れて、徐々に外していくスタイルで楽しく上達しましょう!
メンテナンスはしっかりしよう
楽器というのはメンテナンスが必要なものです。
とはいっても、そこまで専門的なメンテをする必要はなく、素人でも十分できるものが殆どです。
チェックしてほしいのは以下の三つ!
・弦がサビていないか
→サビていると音が汚いですし、なにより上手く滑らないせいで押さえにくくなるので上達の妨げになります。
・ネックが反っていないか
→ネックが反っていると弦高が高くなって弾きにくくなります。
・弦高が高すぎないか
→新品のギターや安価なギターあるあるとして、以上に高い弦高というのがあります。楽器屋さんにもっていってできるだけ弦高を下げてもらいましょう。
調べればわかるメンテナンスではありますが、最初は楽器屋さんにもっていってみてもらうのが良いかもしれませんね。
初心者というのはいつの時代でもいるので、何も心配せずに相談にいって大丈夫ですよ!!
まとめ
いかがでしたか?
今回は僕の経験をもとに、弾き語りができるようになるための方法を紹介しました。
まとめると
・歌を楽しむことが大前提
・コードは省略しても良い
・指弾きのほうが初心者は都合が良い
・まずは簡単な曲で弾き語りに慣れよう
・裏技を使って楽に導入をしよう
という感じです!!
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