音楽色々屋さんの田中:備忘録帳

備忘録帳的な使い方をしてます。お役立ち情報があったりなかったり。

【King Gnu解散!?いや、当分はしない!!】解散理由と当分しない理由

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この数日で急に「KingGnu解散」がTwitterのトレンドに上がってきました。

 

Twitterでは解散を悲しむ声も結構あります。

 

いやいやいやいやちょっと待って!悲しむの早すぎない!?!?

 

色々と書きたいことはあるのですが、取りあえずこの記事を見てくれている人が気になることを先に書いてしまいます。

 

KingGnuは当分解散しない!
 ↓ なぜ?

KingGnu解散疑惑の根本はアルバム五枚で解散発言

 ↓ じゃあ5枚でたら解散?

そうかもしれない、としか言えない。

 ↓ 結局解散じゃないかぁ!!

でも多分当分しない。

 ↓ なんで!!
アルバムは当分は出す気がないと言っている。だから5枚になるのはかなり先。

 ↓ そういうことか!

 

そういうことです!

実際の騒動の流れはもう少し細かいので、それも最初に触れておきます!



じゃあそれについて深く掘り下げていきましょう!

 

 

この騒動の流れ

まずは騒動の流れを把握しましょう。

実際これだけで満足できる人も多いかもしれません…。

 

1.ラジオでの「歌手引退が延びた発言」

2.歌手引退をKingGun解散と一部ファンが誤解

3.KingGun解散で検索に引っかかる「5枚アルバムだしたら解散」発言

4.まじかぁあああああ

 

って流れだと”思います”。

ただラジオの実際の発言は見つけられなかったので、見つかり次第ここに記載しますね。(見つかったらそれはそれでダメだけどね)

 

これはあくまでTwitterを見ていての僕の推測なので、1個人の推測かぁぐらいに思ってください。

 

「歌手引退が延びた発言」

実際の音声が見つけられなかったのですが、Twitterのつぶやきをみている感じ「ラジオで言ってた」という発言が見られました。

 

最近でたラジオというと映画監督である行定勲さんのラジオにKingGnuのKey/Voの井口さんがゲストで出演していたやつのことだと思われます。

 

 

実際の音声を聞けていないので何とも言えませんが、現状TwitterInstagramに上がっている内容をまとめると

 

精神的、または身体的な負担がありコロナのお陰で歌手生命が延びたとラジオ内で発言した

 

というような内容のようです。

 

ただ、これも正式な音声があるわけでもありませんし、見ている限りはいつもの井口さんらしく冗談めいた発言だったようです。

 

また、同ラジオ内でKingGnu自体の解散に触れていた、という声もありました。

ただこれに関してはメジャーデビュー時から言われていることで、当人たちもバンドは一種の形式のようにしかとらえていないようですし、そこまで注意するようなものでもないでしょう。

 

考えるに、上記のどちらかの内容、または双方の内容をしらなかった人達がそれを深刻に捉え、この後紹介するような「アルバム5枚目で解散発言」等の解散に前向きな情報がさらに勢いをつけたのではないかなと思われます。

 

要は、前からある話だし側近の話ではないよ、ということ。

 

アルバム5枚目で解散発言

KingGnu解散で一番よく話題にあがり、今回も沢山出てきているのがこの情報。

 

事実かどうか、で言えば事実だと言えるでしょう。

 

 

というのも、この話の発端となったのはKingGun常田(Gt)さんの発言が元となっているので、事実と言えば事実なのです。

 

コチラがそのインタビューです。

5枚目に『King Gnu』っていうタイトルのアルバムを作って、それで完結させます。

 出展:https://www.cinra.net/interview/201901-kinggnu

 

KingGnu好きなら興味深いインタビューだと思うので是非読んでみてくださいね。

 

じゃあなんでそんな曖昧な感じなんだよ!

 

と思いますよね…。

これは読めばわかると思うのですが、上の発言の直後に

まぁ、この話は冗談半分っていうことで、聞き流してください(笑)。

 出展:https://www.cinra.net/interview/201901-kinggnu

 

 と常田さんも話しています。

 

否定もせず、肯定もせず。

当人としては「理想はこんな感じ。こうなったら良いよね」ぐらいに話だと思います。

 

バンド等の少人数でクリエイティブな事をしている人ならわかると思うのですが、実は結構よく話題に上がる内容なんです。

 

「有名なうちに引退したい」

「一番盛り上がるときに綺麗に終えたい」

「終わりこそ美しい」

 

等々。

こんな価値観が少なからずあります。

 

常田さんは皆さんご存じ完全なアーティスト気質ですから、そんな考え方があっても不思議ではありません。

 

これが後程話す作り手と受け手の価値観の違いですね。

 

じゃあ解散は確実なのか…!?

というと、最初に書いてる通り解散はするだろうけど当分先だろう、ということです。

 

解散にここまで前向きなバンドはそういませんし、ましてここまでメジャーな邦ロックバンドではまぁ聞かない話ですからね。そりゃびっくりします。

 

この話でびっくりした方も、その反応が普通なのであまり気にしないようにしましょう!!

 

2019年解散寸前だった!?

実は、つい最近…というか2019年、去年に解散寸前だったと常田さんはインタビューで語っています。

 

正確には、2019年という年でバンドが疲労していた、というべきでしょうか。

 

インタビューでも

常田 King Gnuを「紅白」を最後に解散したいなと思って書き始めたら、すぐできました(笑)。

出典:https://natalie.mu/music/pp/kinggnu05/page/3

 

なんて言ってます(笑)

 

井口(Key/Vo)さんもラジオでそのような話をしていたはずです。

※正確な文面が見つけられなかったので”言っていたはず”程度の認識でお願いします。

 

実際メジャーに入って変わった、やりにくくなったというバンドは多いわけですが、彼らが言う変化というのもその類だと思われます。

 

この通り、今回は「壇上」という曲のおかげで表にでてきましたが、ほかの場所でもっとそういう話がでていてもなんら不思議ではありません。

 

我々受け手が思うよりもずっと「解散」というものは身近なものなのかもしれませんね。

 

なぜ当分先なのか

なぜ当分先だと言えるのかという話をしましょう。

 

バンド自体が疲弊している

CEREMONYを出してからのインタビューでも発言されていますが、バンド自体が疲弊しており、2020年はそこから脱する方向性で行くようです。

 

もちろんその脱し方というのは今後のバンドの移行を楽しみに待つしかないわけですが、とりあえず現在は精力的な活動をする様子はありません。

 

実際、2019年に比べると表での活動が少しずつ落ち着いているように見えます。

これは別に売れなくなったなどではなく、当人たちがセーブしている感じといったところでしょう。

 

常田 そうですね。今のこのサイクルは健全じゃないし、すり減るし、音楽が消費されることに関与している感じがすごくあったんです。やっぱり、2019年が始まった時点で1年後にはアリーナを回らなきゃいけないのが決まっていて、なんとしてもそこにつなげなきゃいけないという1年だった。それはレコード会社にやらされた話じゃなく、自分たちで選んでそうしようと思ったんですけど。それを経て、健全なサイクルに戻したいというか、もう1回音楽と向き合うスタンスを取り戻したい。その思いは4人共通で、2020年はもう一度“King Gnuのポップス”を考え直す年になるのかなって思います。

 https://natalie.mu/music/pp/kinggnu05/page/3

 

常田さん自身もCEREMONYのインタビューでこのような発言をされています。

当分新アルバムは出ない

現状活動、というよりはアルバム制作をセーブすると言っている以上、当分は新アルバムはでないでしょうし、そこからペースアップするとは考えにくいです。

 

アルバムというのは一年~二年かけて制作し、発表後ツアーを回るっていうのが一般的です。

特にKingGnuのように売れたバンドであれば1年スパンになるでしょう。

やっぱり、2019年が始まった時点で1年後にはアリーナを回らなきゃいけないのが決まっていて、なんとしてもそこにつなげなきゃいけないという1年だった。それはレコード会社にやらされた話じゃなく、自分たちで選んでそうしようと思ったんですけど。

https://natalie.mu/music/pp/kinggnu05/page/3

常田さん自身もこのように発言されていますから、1年スパンの可能性が高そうです。

 

となると、アルバム制作が1年延びて2年後、そっからまた3年度にラストアルバムとなればあと5年あります。

 

これだけの時間があれば予定が変わることもあるでしょうし、アルバム自体もっとでないかもしれません。(早まる可能性もありますが)

 

 

”作る側”と”受ける側”の価値観の違い

解散疑惑がTwitterのトレンドに上がるということはそれだけ有名になり、ファンも増えたという事。

そうなってみてわかったことですが、Twitterで見ている限り受けて、受ける側はかなりネガティブにとらえる傾向があるように感じました。

 

僕はどちらにも身を置きますが、いざ目の前にしてみると意外とそのギャップは大きいようです。

 

 

作りてと受け手の違いというのを大雑把に書くと

 

「解散」

作り手:手法、形態、構成を変えるための前進(ポジティブ)

受けて:作り手の終わり(ネガティブ)

 

という感じではないでしょうか?

実際怪我や病気などで各自の活動が停止する場合は除いて、たいていがポジティブな方向へ進むための解散である場合が殆どです。

 

ただ、受け手としては今回で言う「KingGnu」というバンドの音楽を受け取っているのであって、その存在がなくなるというのはある意味終わりともいえるでしょう。

 

これはどちらも間違っていないはずです。

どちらが正しい、どちらが良いという話でもありません。

ただ価値観や見ているものが違うのです。

 

これも人によって違って、人に届けることを目的にしている人もいれば、自分が何かを作り出す事を目的にしている人もいます。

例えばポルカドットスティングレイというバンドは、「需要に合わせて求められているものを作る!」と過去に公言しています。

音楽を作る者としての姿勢としては何らおかしいことはありません。

何より、そうやって作られたものは確かに我々が求める音楽です。だから聞くんです。

 

 

これをよくわからない通とやらは「商売音楽」なんて揶揄したりしますし、大ヒット後のKingGnuを「商売バンドに変わった」なんていう人もいました。

 

ただ、それはそのバンドの選択であり、それを選ぶのも作るのもバンドの自由です。

 

我々はそれを応援しながら待つしかないのです。

 

 まとめ

いかがでしたか?

KingGnuは今超絶旬のバンドではありますが、一番は彼らが最上の状態で音楽を作り出してくれること、だと僕は考えます。

 

ファンは解散まで全力で楽しみきってやる!ぐらいのつもりで今後の動向を楽しみに待ちましょう!

これはもう、僕個人の願望です!(笑)

 

 

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