【2020年版】歌い手が買うべきPCはコレ!予算・目的別だから貴方にマッチした物が見つかる
2020年版、歌い手が今狙うべきPCと選び方を解説します!!
予算・目的別だからきっと貴方にマッチした物が見つかるはずです!
この記事をお勧めしたいのは
・歌ってみた活動を個人完結させたい
・ストレスフリーで歌ってみたをやりたい
・低予算で歌ってみたをやりたい
という人です!
記事を読み進める前にお伝えしておきたいのは、
性能が高ければよい!
というわけではないということです。
作業や目的によってベクトルが全く変わってくるので、”性能=快適さ”とはならないのが注意です。
最初のトピックでご自身の目的や予算を見極める話を載せていますので、それを読んで焦点を絞れてから読み進めてもらえると良いと思います!
目次から必要なところにだけ飛ぶのも良いと思います!
【注意】
・今回はコストパフォーマンスを重視し、新品での購入は考慮していません。どうしても中古品が嫌だ、という人は余り参考にならないかもしれません。
・歌い手に限定しているので動画編集など別の作業の動作は保証できませんので注意してください。
・予算に周辺機器やソフトは含んでいません。また、ノートパソコンの場合どうして性能当たりの価格が上がってしまうので注意してください。
- あなたの用途は何タイプ?
- A.収録中心タイプ[予算2万円~]録音や簡易編集だけならこれ
- B.個人完結タイプ[予算4万円~]がっつり本格編集もOK!
- C.長期使用タイプ[予算6万円~]長期使用を考えるなら
- コスパを突き詰める方法
- MIX師をやってきた主が今買うならこの構成!
- 絶対引っかからないで!超注意してほしい点!
- まとめ
あなたの用途は何タイプ?
歌ってみたに焦点を絞ってタイプを分けてみます。
A.収録中心タイプ
B.個人完結タイプ
C.長期使用タイプ
この三つです。
とは言ってもピンとこないと思うので、簡易的な診断を用意してみました!!
あてはまる物に目次から飛んでみてください。
【抽象的なワードの感覚のすり合わせ】
※簡易編集
→メインボーカルとハモリなど、編集するトラック数が2、3個程度で量が少なかったり、リアルタイムで複数のエフェクトをかけるなど高負荷をかける作業をしない。または頻繁にバウンスをする等の工夫をすれば作業できる程度の編集。
※本格的な編集
→リアルタイムで複数のエフェクトを稼働させたり、複数のトラックを同時にあつかうなど高負荷をかける編集。
※ストレスなく
→基本的な作業中にカクつかない程度の快適さ。
※歌ってみた以外の活動
→動画編集や画像編集、MIXを専門的に受け付けたりする活動。
【!簡易タイプ診断!】
・とにかく低予算で済ませたい
→A.収録中心タイプ
・基本録音しかしない、簡易編集しかしない
→A.収録中心タイプ
・本格的なMIXも自分でやっていきたい
→B.個人完結タイプ or C.長期使用タイプ
・まだ今後の活動内容の目途が立たない
→B.個人完結タイプ or C.長期使用タイプ
・長期的(4年以上)ストレスなく使っていきたい
→C.長期使用タイプ
・歌ってみた以外の活動も考えている
→C.長期使用タイプ
・今後自分でカスタマイズしていきたい
→C.長期使用タイプ
いかがだったでしょうか?
もしどれもあてはまらないなぁという場合は一つずつ見ていただけると何かわかるかもしれません!
それでは、各タイプの説明に入ります!
A.収録中心タイプ[予算2万円~]録音や簡易編集だけならこれ
[ポイント]
「いかに安くある程度使えるスペックを用意するか」
「アップグレードが可能なこと」
[狙い目]
型落ちミドルエンドの中古デスクトップ!!
特にねらい目なのは、2014年頃のcore i5(第3世代、第4世代前後)搭載PCです。
なぜなら後からcore i7に交換することができるので、次のステップにもいけるからです。
録音用途や簡易的な編集程度のDAW操作はストレスなく行えるでしょう。
[解説]
その他のスペックとして
メモリ(RAM)→8GB以上
ストレージ(HDDorSSD等)→500GB以上
グラフィック→現行エントリークラス以上
で十分です。
このレベルであればドスパラ等のオンラインPCショップで2万~で購入できます。
タイミング次第では二万円を切ることもあるかもしれません。
ただ注意点として、グラフィックをおろそかにしてしまうとストレスが一気に増えます。
なぜなら、グラフィック部分の処理をCPUに任せてしまうと、その分DAWの処理に手が回らなくなるからです。
DAWというのは徐々にカクつくのではなく、ある一線を境に急に処理が落ちたりします。
なので、CPUに余裕を持たせるためにもグラフィックボードは搭載しましょう。(AMDの場合は別ですが、難しくなるのでここでは省きます。)
後でも書きますが、安くする方法として一部のパーツを別途購入するという方法もありますから、グラボ非搭載のPCを買って、別途中古品で購入して自分で載せる方法もあります。
僕も中古でPCを買うときはこうしてます!
B.個人完結タイプ[予算4万円~]がっつり本格編集もOK!
[ポイント]
「現在でも対応できるだけの処理能力」
「スペックアップが安価でできること」
[狙い目]
型落ちハイエンドCPU搭載の中古デスクトップ!
特にねらい目なのは第四世代以降のcore i7搭載PCです。
メモリやグラフィック次第でDAWでの編集はストレスなく行えるはずです。
ほかにYoutubeで見るような簡単な動画編集であれば余裕でしょう。
[解説]
ほかのスペックとしては
メモリ(RAM)→16GB以上
ストレージ(HDDorSSD等)→1TB以上
グラフィック→現行エントリーモデル以上
でかなり良いところまで行けるはずです。
もちろん超高負荷をかけたり大量のトラックを扱えばダウンしますが、歌ってみた用途でそれが起きることはほぼないでしょう。
大きな利点として、このIntel第四世代頃のCPU搭載のPCの殆どがDDR3という世代のメモリを使用しており、既に新世代がメインとなっている現在ではかなり安価に手に入ることがあげられます。
なのでそれを狙って、16GB、32GBとかなりハイスペックな状態にすることも容易です。
注意点としては、長期利用を考えたときにパーツ交換がしにくいということです。
ハイエンドということは、その世代の中ではそれが最大レベルということで、それ以上処理能力を上げるためにはメモリやグラフィック等の面で補う必要があります。
ただCPUへの負担比率が大きいDAWではあまり効果がありませんし、コストもかかります。
なので、長期使用するとなるとどうしても厳しい面がでてきます。
まぁ、中学生が買ったとしてもそれが使えなくなるころにはもう高校を卒業するぐらいですし、もともとPCというのはそう何年も使うものではないので普通のことといえば普通のことです。
C.長期使用タイプ[予算6万円~]長期使用を考えるなら
[ポイント]
「アップグレードする余裕がある」
「現在でも余裕で対応できるスペック」
「拡張性が高いこと」
[狙い目]
これはちょっと細かいのですが、
・対応メモリ量が32GB以上
・ストレージは1TB以上
を購入して別途現行ミドルエンド程度のグラボを購入することです。
ここで実際のメモリ量が32GB以上である必要はありませんよ。
[解説]
なぜcore i5なのかというと、現在この世代のcore i5はかなり安価に購入することができる上に、処理能力としてはDAWを扱う上で十分だからです。
そして、数年後にスペックが物足りなくなってきたときにはcore i7が値下がりしているので延命しやすいということです。
実際現在でも6年前のCPUやグラボが十分戦えている状態なので、おそらく先五年六年は歌ってみた活動に対応してくれるでしょう。
注意点としては、まだ中古で出回っている数もすくなく、安い良品が見つかりにくいということです。
しっかり状態を確認して、何か安い理由がないかしっかりと確認しましょう。
もちろん良品もたくさんありますから、気を付けていれば大丈夫ですよ。
コスパを突き詰める方法
1.ラップトップや小型PCは避ける
ラップトップや小型PC等は省電力化するためにどうしても処理能力が落ちてしまいます。
なので、そのぶん性能あたりの価格が上がってしまって性能だけを見たときにコスパが悪くなってしまうんですよね。
なので、特別な理由がない限りは避けるのが無難です。
2.拡張があるものを選ぶ
メモリスロットが4つ以上ある、グラフィックボードがフルサイズでも乗る余裕がある、電源容量がある程度余裕がある、パーツ交換がしやすいなど、拡張性の高いものを選ぶと今後自分の活動に合わせてカスタマイズできるので都合が良いです。
なにより、自分の必要なものに集中してコストをかけられるので無駄がすくなくコスパが良くなります。
メモリなどは最大容量にも気を付けてください。
BTOタイプはねらい目ですね。
3.自分の要望と目的がマッチしているか考える
例えば殆ど見えないところに置くのに見た目が新品同様の物を買うメリットってあまりないですよね?
外装にほこりや傷があって安くなっているものも多いので、中身に支障がなければ視野に入れるべきでしょう。
また、ゲームをするわけでもないのにハイエンドグラボを搭載してしまうと電力も持っていかれますから余裕がなくなります、DAWを使う上ではかなり無駄です。本当にそこまで必要なのか考えましょう。
4.リセール価格を確かめる
リセールというのは転売です。
使ってみたら合わなかった、必要なかったなど手放すとき、次の機材を買うためにも売りに出すのが一番です。
その時、フリマなどでどのくらいの値段で取引されているのか、販売から現在までどのぐらい値下がりしているのか、でかなり変わってきます。
それの使い方次第では相場よりも安くPCを購入できるかもしれませんよ!
僕の場合このリセールを利用して、相場よりも2万ぐらい安く環境を整えることができました。(7万程度かかる環境を5万弱で作れました)
コスパを重視するなら要チェックです。
MIX師をやってきた主が今買うならこの構成!
試しに現在僕が買う場合の例を挙げてみます。
想定としては
・収録からMIX、動画作成まで自分でやる
・予算は6万
・ディスプレイやキーボードなどの周辺機器はある
という感じでいきます。
僕が今買うとしたら…
1.CPUはIntel第4世代core i74790k(i7の最上位モデル)搭載、メモリやグラフィックは無視で中古BTOパソコンを購入(できればSSD100GB以上とHDD1TB以上搭載モデルが望ましい)
→約3万5千円程度
2.DDR3のメモリを16GB×2枚購入で既に乗っていた物と合わせて32GB以上にする
→約1万程度
3.スコアがGTX1650SUPER程度の型落ちミドルエンドのグラボを購入
→約1万5千円程度
こんな感じの構成で買います!
実際数年前にこのような構成のPCを買って、今でも使用していますが特にストレスはないですね。
もちろんなんでもできるわけではありませんが、歌ってみたでよく使われるDAWやAviUtlなどのフリーソフトを使う分には問題ないです!
もし予算を削るならメモリを16GBに押さえて、グラボももう少しスペックを下げますね。
16GBなら最初から搭載されている場合もありますね。
絶対引っかからないで!超注意してほしい点!
専門的な用語も多く紛らわしい単語もあるのでどうしても間違いやすかったり、意外な落とし穴があったりします。
それを最後にご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
というか、これを知らずに買うのは本当に危ない!!
1.~相当!と書いてるパーツは要注意
フリマサイトなどで「core i7 4770相当」とか「GTX1650相当」みたいに書いているものを見かけます。
こういう場合、それより前の世代でのハイエンドモデルなどを載せていて、スコアは相当のものがでるよ!という場合です
しかし、ここで搭載されるモデルというのは
その世代で電力やサイズを無視して性能に全振りしたモデル
である場合が殆どです。
これにひっかかってしまうと、性能が安定しなかったり、消費電力がえげつなくて電気代が数千円上がるなんてこともあり得ます。
その差額数千円でもっと上の良いパーツが買えた…なんて最悪ですよね。
特に注意してほしいのは
CPUがXEONの場合です。
こいつは処理能力にだけ全振りしたもので消費電力が大きすぎますし、その割に得られるパフォーマンスも現代ではあまり当てになりません。
2.グラボはマイニング落ちに注意
マイニングの意味は調べてほしいのですが、それに使用された大量のグラボが格安で流出しています。
もちろん違法なものではありませんが、まともにケースに入っていなかったり高熱状態で動き続けていたりするので状態が悪く故障しやすかったりします。
うまく使えば格安で購入できたりとお得な面もありますが、間違うとすぐ故障してしまったり、曲がっていてケースに入らないなんてこともあります。
要注意です。
3.中古品なのである程度調べる能力は必要
世代が古かったり細かい保証がなかったりと、とりあえず誰かに頼ればよいで済む新品とは少しわけが違います。
多少自分で原因を確かめたり、多少のトラブルなら対処できる程度の調べる能力は必要です。
もちろん故障やどうしても治らない場合は専門家に相談するのが一番ですが、自分で向き合う事も多いってことは知っていてくださいね。
とはいっても、調べればわかる程度のことが分からない、調べられない、というのではれば歌ってみたはあきらめた方が良いです。
MIXをするにしても、録音をして誰かに頼むにしても、そのぐらいの能力がなければ活動は無理です。まずはそこから身につけましょう。
ま、この記事にたどり着いてる時点で十分その能力はあるはずですけどね!一応ね!!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はできるだけ安く高コスパで歌ってみたのためのPCを買う、という事に焦点を絞って話してきました。
もしなにかわからないことがあれば、コメントやTwitterのDMでご連絡ください!
またなにかおススメの物などありましたらそれもご連絡いただけますと幸いです。
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