【無料を舐めちゃダメ!】無料VSTプラグインの選び方「無料でも即戦力」
みなさんMIXしてますか~!
今回は、DTMerやサウンドエンジニアには欠かせないプラグインのお話です。
しかも、その中でも特に謎に包まれた「無料VSTプラグイン」についてです!!
「無料って怖くない?」
「タダなら使い物にならないだろ」
「わざわざ入れても使えるの?」
なんて嫌煙してしまうのはもったいない!
タイトルの通り、今回は無料VSTプラグインを選ぶ時に気を付けてほしいことや、特におすすめなものを紹介させていただきます!
無料VSTについて理解しよう
まずは無料VSTについて理解しましょう!
もうだいたいわかっているよ~という方は上の目次から本題に飛んでくださいね!
VST・プラグインとは
プラグインというのはDAMなどの編集ソフトに機能を追加するもので、VSTというのはその形式の一つです。
まぁ今はこの程度の認識で良いと思います!
もしもっと細かく知りたい場合はググってください!
(ここに解説記事を載せられるように早めに解説書きます…)
無料な理由は3種類
「なぜ無料なの?」
と言う人も多いと思います。
まぁなにより、無料な理由が分からないと怖いですしね…。
でも大丈夫。
無料なのにはちゃんと理由があるので、これをよんで是非安心して挑戦してみましょう!
自作エフェクトを公開している
特に多いタイプだと思います!
個人が自作したエフェクトを無料で公開する。
言ってしまえばYoutubeに動画を投稿する感覚ですかね。
Youtubeと同じで、自分の記録を残すことや広告収入を得ることなど、その目的は様々です。
総じて言えるのは、ソフトのダウンロード以外にメリットがあるということです。
もちろんすべてが安全とは言い切れませんが、ほとんどの場合がソフトを無料にする理由がある…というよりは、有料にする理由がないので「なぜ無料なんだ!」というのは誉め言葉程度に思っておくべきでしょう。
難点としては個人製作な物なのでクオリティが保証されていないことですね。
中には全く使いものにならない物や、品質の酷い物もあります。
企業では作らない物もあったりするので、ガチャ的な感覚ですね!
プロモーションとして無料公開
有料のプラグインやソフトを販売していながら、そのプロモーション(広告)として一部機能に制限したり、古いバージョンのものだったり、中には有料だったものを無料化して公開する場合もあります。
これをすることで売り手の特性や実力なども知ってもらえますし、何より無料ということで知名度も上がります。
特徴としては、何より企業だったり実際にプロフダクト(製品)を出している所の物なのでクオリティが基本的に高いということです。
本来商品を宣伝するためのものなのでしっかり実力がわかるような程度までは機能が保証されていますし、サポートがあるのも実はかなり大きいです。
安心感で言えばダントツですね!
何らかの理由で無料化して配布してる
販売をやめたとか、会社がつぶれたとか、バージョンがふるくなったとか、なんらかの理由で無料化した場合ですね。
こちらも元々は製品だったものなのでクオリティの高さが保証されていると言えるでしょう。
ただ注意点として、ほとんどの場合サポートやアップデートがないので使えなくなったらそれまで、というところですね。
まぁ無料VSTなら動かないこともしょっちゅうあるので、そういうものだと割り切るのが一番だと思います。
もちろん自分でどうにかしてみるのも一つだとおもいますよ!
プラグインを入れるメリット
で、なんでわざわざプラグインを入れるの?
と言う人もいると思います。
まぁギタリストとかならわかると思うんですが、エフェクトの種類にはある程度の区分けがあれど、同じエフェクトでも物によってずいぶんとキャラクターが違います。
音の良し悪しで語られることが多いジャンルですが、そんなものは主観と流行が殆どの水物な価値観ですので、結局は自分の欲しい音があるかどうかです。
そうなったとき、標準で付属のエフェクトでは思うようにいかないかもしれません。
また、時短をしたい部分が出てきたり、もっとシンプルなものを使用したいという場合もあるでしょう。
そんなときのプラグインです。
なぜプラグインを入れるのか、と言われれば、
自分好みに選択肢を増やすため。
と言うのが答えだと思っています。
何より、自分で選んだプラグインを詰め込んだDAWは、世界に一つだけのあなたのDAWです。
ここに一番の価値があると思いますね。
選ぶ時のチェックポイント
それでは、実際に無料VSTプラグインを選ぶ時の方法をお伝えします。
これさえ押さえておけば、まず間違うことはないだろう!というものになっているので、初めての方でも大丈夫です!
1.使用感レビューを探して参考にしよう
まずは使用感レビューを探しましょう。
後で紹介するまとめサイトのように、「このプラグインはこんな良さがあるよ!」「こういう目的で使うのがおススメ!」などといった特徴を押さえてくれているレビューを見て選びましょう。
もちろん使用感なので個人差がありますが、それでも製品説明だけを聴くよりもずっとイメージがつきやすいとおもうので是非参考にしてください!
逆に、自分が使った時の使用感を発信することでどこかの誰かがそのソフトを入れるきっかけになるかも…?
2.得体がわからなすぎるものは避けよう
全体的に得体のしれないことが面白さでもあるVSTプラグインですが、あまりに得体のしれない物は気をつけましょう。
特に以下にあてはまるものは要注意です。
・日本語か英語のレビューが全く見つからない
・ダウンロードにかかる操作が多い(チェックリストが多いなど)
・説明が読めない
上記のものがだめというよりは、保証できないから避けておこうという感じです。
もちろんまともな物もたくさんありますが、そこは自衛するしかないのでわからないときは無理をしないのが一番です。
(慣れてきたら是非挑戦してみましょう)
ただ、大抵中学英語程度でも十分読解できるレベルなので、不安な時はGoogle翻訳なり使って説明はちゃんと読んでみましょう!
3.本当に必要か、使い方のビジョンはあるか
これは僕が実際に陥った問題なのですが、導入に慣れてくると沢山入れ始めます。
すると、必要ない物や使い方のイメージが全くない物を沢山ため込み、また一気に入れるので試しもできず結果的に埋もれていきます。
また作業時にも量が多すぎて探し出す邪魔になります。
先ほどお伝えした通り上手く作動しない場合もありますから、その時「あれ?これってなんのエフェクト??」となってしまいます。
ダウンロードするときは
・使用目的を絞って探す
・見つけたら使い方を想像してみる
・一つ入れたらまずは使ってみる
この三つを守りましょう。
もちろん途中で気になるものを見つけたときには試しに入れてみても良いと思いますが、その時も入れてからしっかり動作確認をして、それがどんなエフェクトなのか把握しましょう。
ダウンロードしたときにやっておくべき作業
VSTプラグインを入れるときに気を付けてほしいことが上記のほかに何点かあります。
まずはカテゴリ分け!
これが凄く大事!!
DAWのエフェクトって基本カテゴリごとにわけられているんですが、自動的にわけられる場合もあれば未分類にされてしまう場合もあります。
あと、自分が想像しているカテゴリとは別のところに入ってしまう場合も…
例)コーラス系はディレイ、モジュレーション、コーラスのどこに入るかわからない。
なので、ダウンロード後はプラグインを自分の思うカテゴリのところに配置しておきましょう。
DAWによって作業方法は違いますが、必ずカテゴリわけができると思うので確認してみてくださいね!
注意点として、カテゴリを細かく分けすぎると自分でも「あれってどこにあるんだっけ・・・?」となるのでなるべく少なくシンプルにまとめましょう。
プラグインの解説を読み漁ろう
導入したプラグインについて調べるのってせいぜい導入時ぐらいなんですよね。
ですが、実は見落としている機能や使っているだけではわからないような操作方法があるかもしれません。
僕も偶然同じプラグインを使っている人の動画を見ていて「え!?そんなことできたの!?!?」となることがあり、作業時間が3倍近く無駄にかかっていたことが判明したり…。
だからといって使用するたびに検索するのは手間がかかりますから、導入時に一通り読み漁っておきましょう!
せっかくダウンロードするなら使いこなしたいですよね。
少し面倒に感じるかもしれませんが、今後の使用感に大きくかかわってくるので是非やっておきましょう!
その他
そのほか、プラグイン探しに役立ちそうな情報も載せておきます!
超絶おススメサイト「REPORTAL NET」
個人的にプラグイン探しで一番おすすめなのはpk dub様のREPORTAL NET!!
無料VSTを探すなら誰しもたどり着くであろうサイトですが、サイトの使いやすさと添えられた一言がとてもわかりやすく初心者にもおすすめです!
https://reportal.net/plg/prec/free-effector
ジャンルごとに絞れるのが本当に助かります!!
詳しい解説はまた別途書こうと思いますが、とりあえずDTMerには絶対に欠かせないサイトであることは間違いありません!!
僕自身始めたときからずっとお世話になっているサイトです!
まずは入れてほしいおススメ
おまけとして、個人的にお勧めな無料プラグインをお伝えします。
導入の練習も兼ねて是非入れてみてくださいね!
MJUC jr.
MJUCという真空管コンプの簡易機能版です。
手っ取り早く自然にコンプの温かみを足したいときに超便利です!
同じものを複製して、片方にこれをガッツリかけてブレンドすると音の太さと繊細さがマッチするのでボーカルミックスをするなら持っておいて損はないでしょう!
TAL-Chorus-LX
Juno-60という80年代前半に発売されたアナログシンセサイザーに搭載されているコーラス機能をシュミレートしたものです。
そのUIのシンプルさと、音色の扱いやすさが最高です!
コーラスの風味を足したい、ステレオ感を付加したい、味をつけたい、色んな用途でさっと使えるエフェクトです!
1オクターブ下のユニゾン(同じ音で同時に歌う事)にかけてあげると自然とかみ合ってくれて、一気に音場が広がっていい感じです!
Viny
これはもう大定番ですね。
最近のLoFiトレンドで再注目されてるプラグインです。
簡単に言えば、レコードで再生したときの劣化を再現できるというもので、最終的な仕上げだけでなくボーカルの飛び道具としても使えますよ!
あまりやられていない使い方ですが、複製したトラックをこれで音を歪ませながらピッチを不安定にして、モジュレーション的な使い方をしてみると面白いです。
使いやすいだけでなくかなりポピュラーなプラグインなので、是非入れておきましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はあくまで導入時の選び方に絞ったテーマでしたが、何より大切なのは使用者自身が想像して使ってみることです。
ミックスの勉強にもなると思うので、是非色々使ってみてくださいね!
このブログではこのようなミックスについての記事をほかにも沢山書いています。
今後もどんどん更新していくので、良ければブックマークなどをしておいていただけると嬉しいです!
また、Twitterでも告知をしているので是非フォローしてくださいね!
ブログには書かないようなミックスの小ネタなども書いているので、是非ご確認ください!
どれだけ良いプラグインを買っても使い方を知らなければ意味はありませんし、そのキャラに飲み込まれるだけです。
— 太鼓と音響の人「」 (@kakko_blog) 2020年8月17日
値段ばかり気にして、服に着られているようなものです。
逆に、無料だろうと安いものだろうと着こなせば最高なアイテムになります。
まずは使い込んでみましょ!#DTMerと繋がりたい
ミックスで稼ぐ方法、興味はありますか?
— 太鼓と音響の人「」 (@kakko_blog) 2020年7月28日
もちろん裏技なんかではなく、根気と技術と時間的余裕が必要ですが、言ってしまえば高校生でも月2万は稼げます。
需要があれば情報を公開しようと思っています。#MIX師 #歌い手さんMIX師さん絵師さん動画師さんとPさん繋がりたい #MIX師募集
それでは!